高知に生まれ育った人間として、真夏の日差しは半端ないと断言します。
そして、よさこい祭りの踊り子は、チームから熱中症に関する注意喚起を必ず受けます。
それは毎年のように熱中症で搬送された踊り子のニュースが流れてくるからです。

この他にもよさこい祭り期間中、搬送されなかったものの軽度の熱中症であろうと思われる踊り子さんも毎年見てきました。また、よさこいが開催される時期は熱中症警戒アラートも頻繁に出ています。
高知でよさこい祭りに参加をしようと考えたら、熱中症に対する対策は絶対に必要であることは間違いありません。
そこで、今回はよさこい祭りに向け、踊り子がどのようにして熱中症と向き合い対応するべきかについて書いていきたいと思います。
あわせてこちらもお読みください。

熱中症の基礎知識
熱中症とは?
主に暑い環境で体温が調節できなくなったことにより、体の中の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れて起こる健康障害を指します。
熱中症の症状
主な症状は以下の通りです。

では、熱中症が起きる条件はどのようなものでしょうか。
熱中症が起きる条件

からだ、環境、行動の条件が揃うことで、起きる可能性が高くなります。
熱中症を予防するには?
実は、熱中症対策は前日から始まっています。まずはこちらをお読みください。
定期的に水分を補給する
練習中の休憩時間での給水、そして競演場・演舞場を踊り終えた後の給水やチームの給水車からの給水もおなかの調子やトイレのペースなどを考えつつ行いましょう。
ナトリウム不足にならないように、水やお茶だけを飲むのではなくスポーツドリンクを飲んだり、塩飴や塩タブレットを時々摂る人が多いと思いますが、高血圧の方はあらかじめ医師とご相談ください。また、持病がある方についても医師とのご相談をお願いします。
高血圧の方については、日本高血圧学会から声明も出ているのであわせてお読みください。
水分補給についてはこちらもお読みください。

お酒は飲みすぎない
アルコールは脱水を促進し、水分補給の代わりになりません。【踊り子必見】よさこいにおける脱水症対策でも書きましたが、アルコール摂取は脱水症状を促してしまいます。こちらも合わせてお読みください↓
暑さに備えて慣れる(暑熱順化)
練習にはできるだけ参加するようにしましょう。県外などの遠方にお住まいで練習に出られない方は毎日自主練習をしましょう。練習に取り組むことで暑さに慣れることができます。
サウナもおすすめですが、水分補給を十分してから入るようにしてください。
睡眠を取る
睡眠不足は熱中症につながります。
体調を整える
下痢や風邪なども熱中症の要因になります。
朝ごはんはしっかり食べる
食事にも水分は含まれています。また、栄養補給の手段でもあるので、朝ごはんはきちんと食べるようにしましょう。
コーヒーはカフェインを含むため、大量に摂取すると熱中症のリスクが上がります。どうしても呑みたいときは他の水・麦茶などと一緒に飲むようにしましょう。
日頃から、きちんと食事をする
汗をかくと、水分だけではなく塩分やミネラルも一緒に失われていきます。それにより、体調を崩しやすくなる恐れがあります。
よさこいの練習期間は、暑い時期のため食欲がないことに加えて時間が無いことから、ついつい食べやすい冷たい麺類に手が延びがちです。
しかし糖質が多くなり、ビタミンやミネラルが不足してしまう原因となりますし、麺類など、同じ食事をずっと食べ続けることで内臓の働きも落ち、栄養を摂りにくくなってしまいます。
野菜や肉、魚、豆腐、果物などをまんべんなく摂るよう心がけていくことで、しっかりと内臓を動かすこともできますし、失われやすい水分とミネラルを補うことが可能です。
可能であれば、時々衣装をゆるめる。
最近のよさこい衣装は通気性が悪い上に重ね着をしていることが多いので難しいかもしれません。でも、できる範囲で衣装をゆるめて少しでも身体をラクにしてあげてください。無理そうなら、扇子やうちわで衣装の中に風を送ってあげるといいでしょう。
動脈あたりを冷やす
冷却材があれば、首やわきの下など、動脈の通っている場所を冷やすことで体温が下がりやすくなります。冷却材がない場合は、ペットボトルなどを当ててみましょう。
こまめに休憩する
待機時間中、できれば日の当たらない場所でじっとしているのがいいと思います。
無理をしない
踊る前や、踊っている最中にしんどいと思ったらスタッフに声をかけて離脱しましょう。救護車で休ませてもらえる場合もあります。
熱中症と思われる症状に気づいたら
↓のホームページに、フローチャートで熱中症の対処方法について書いています。
自分の体調が悪いことに気づいたら速やかにスタッフに申し出るようにしましょう。
また、周りの踊り子で体調が悪そうな方を見つけたら、スタッフに知らせるようにしましょう。
まとめ
ここまで、よさこい祭りに向けてどのようにして熱中症と向き合い対応するべきかについて書いてきました。
踊り子さんをはじめ、関係者の熱中症対策は今や欠かせないものです。
前もってしっかり準備を心がけることで、楽しく祭りに参加できるといいですね。



